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2021/12/29

カーナビのながら運転はどこから罰則?道交法を分かりやすく解説

2019年12月1日、道路交通法により、ながら運転の罰則が強化されました。運転中にスマホを操作することが、違反になることはご存じの方も多いでしょう。しかし、運転席に座っていれば、電話に出たり地図を見たりと、カーナビを見たり操作したりする必要に迫られることもあります。
運転中のカーナビ操作は、どこからが違反になるのでしょうか?

この記事では、ながら運転に関する罰則について詳しく解説します。

カーナビの「ながら運転」はどこから罰則?道交法を分かりやすく解説

ながら運転とは

車で走行しながら、スマホやカーナビを見たり操作したりすることを、ながら運転といいます。画面を見ながらというだけでなく、タバコを吸いながら、食べながら、化粧をしながら、同乗者と話しながら運転することも、ながら運転といえるでしょう。

このように、ながら運転とは、運転に全神経を集中させていない状態を指すということが分かります。

ながら運転に関する道路交通法の罰則について

ながら運転に関する道路交通法の罰則の内容は、具体的にどのようなものでしょうか?
2019年12月に改正された罰則についてご紹介します。

画像注視をした場合(保持のみ)の罰則

運転中にスマホの使用や画面注視(保持のみ)の場合は、6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金となるようです。普通車の場合18,000円の反則金、違反得点は3点となります。

事故を起こした場合(交通の危険)の罰則

運転中にスマホの使用や画像注視したために、事故を起こしてしまった場合は、1年以下の懲役または30万円以下の罰金となるようです。反則金はなしですが、刑事罰(懲役刑または罰金刑)が適応されます。違反得点は6点で、即免停です。

スマホのながら運転に関する罰則が、かなり厳しくなっているということは、それほど重大な事故を起こす危険があることが分かります。皆さんもスマホを使用しながら運転している人に、轢かれかけたことはありませんか?本当に怖いですよね。実際に、スマホのながら運転が原因で亡くなっておられる方がいるのは事実なようです。

カーナビのながら運転

スマホのように、カーナビを手に持つことはないものの、テレビや地図を見たりBluetoothでスマホをつなげたりできるので、運転しながらカーナビを使うことは多いと思います。カーナビは、どのように罰則に値するでしょうか?
上記で「画像注視することが違反になる」と書かれているため、運転しながら画面を注視しなければならないほど、カーナビを操作すれば違反になることが分かります。そのために、事故を引き起こした場合は刑事罰が適用されます。
運転しながら地図を見る場合や、信号待ちに操作する場合、カーナビを通して電話に出る場合は違反にならないのでしょうか?
それぞれご説明します。

カーナビの地図を見た場合

運転しながら、カーナビの地図を見たり確認したりする場合はどうでしょうか?
確認程度に「見る」ことは違反にはなりません。違反行為である画面を「注視する」とは、注意して見たり、じっと見つめたりすることを指します。厳密には定められていませんが、2秒間以上見続けることは良くないそうです。運転しながらカーナビの地図を確認することは、違反になりませんが、長時間注視しないようにしましょう。

カーナビを信号待ちに操作した場合

カーナビを、信号待ちに操作した場合はどうでしょうか?
道路交通法上は、カーナビを運転しながら、また信号待ちに操作してもそれ自体を取り締まることはありません。しかし、先ほども述べた通り、注視してしまうほどの操作は違反になる可能性が高く、また事故を引き起こす可能性も高くなります。たくさん操作する必要がある場合は、迷わず停車して行うようにしましょう。

カーナビを通して電話に出た場合

運転しながらカーナビを通して、電話に出た場合はどうでしょうか?
スピーカータイプであれば、違反になりません。しかし、イヤホンで電話に出て交通事故を起こした場合、自治体によっては違反になる可能性があります。片耳イヤホンであればOKというエリアもあります。運転中に電話がかかってきたら、周囲の音がしっかり聞こえるように対策した上で、スピーカータイプの電話で応対するようにしましょう。考えなければいけない大事な内容は、運転に集中しにくいため、停車して電話をするようにしましょう。

カーナビの制限解除は問題ない?

カーナビの制限解除は、道路交通法で違反にならないのでしょうか?
結論からいえば、違反にはなりません。しかし純正のカーナビは、走行中のテレビは音声のみになったり、ナビ操作ができなかったりする場合が多いです。そして正規のディーラーでは、カーナビの制限解除を行ってくれるところは少ないです。それはやはり、運転しながらテレビを見続けたりナビ操作をたくさんしたりして、事故になる可能性が高いからです。
一方、カーナビの制限解除を行うと、運転中も同乗者に操作してもらったり確認してもらったりできるというメリットがあります。お子さんがいらっしゃる家庭では、運転中も退屈しないようにお子さまのためにテレビを見られるようにしたい方も多いでしょう。カーナビの制限解除は違法にはならず、便利な側面もありますが、ながら運転で事故を引き起こす危険性が高まるため十分注意しましょう。

事故を誘発する恐れのあるながら運転には気を付けよう

ながら運転は、道路交通法で違反行為になるものもあれば、ならないものもあることが分かりました。特に運転中のカーナビの使用に関しては、スマホほど厳しくはありません。

運転しながら2秒間だけでもカーナビの画面を注視すれば、車はどれくらい進むのでしょうか?

車の速度 2秒間で進む距離
10km/h 約5.6m
20km/h 約11.1m
30km/h 約16.7m
40km/h 約22.2m
50km/h 約27.8m
60km/h 約33.3m

運転中のながら運転によって、事故を引き起こす可能性は十分あるので、よくよく注意しましょう。10km/hの速度でも2秒経っただけで約5m進むので、対向車にぶつかったり、車道から外れて歩道に乗り込んだりする危険性があることが分かります。

まとめ

以上、カーナビのながら運転についてご紹介しました。

運転しながらカーナビを見たり操作したり、カーナビを通して電話すること自体は、違反行為にはなりませんが、画面を注視すれば違反になることが分かりました。カーナビの制限解除も違法ではありませんが、運転しながら画面を見続けないように心掛け、できれば同乗者に操作してもらうようにしましょう。遠出をするときには欠かせない便利なカーナビですが、車はよそ見をしている間にも進み続けているため、事故を誘発しないように注意しながら使う必要があります。
大事な電話がかかってきたり、操作がややこしかったりする場合は、停車して行うようにして安全を優先させましょう。

 

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