お役立ちコラム
2024/02/14
外車の修理費をおさえるには?高くなる理由と少しでも安くする方法を解説
外車の場合、国産車よりも修理費が高いと言われています。
部品は輸入しなければならず、高級車になるほど、年式が古くなればなるほど部品や修理にかかる費用は高くなるようです。
外車の部品代や修理費を少しでも安くするためにはどうしたらよいのでしょうか。
そこで、この記事では、外車の修理費が高い理由および、外車の修理費を安くする方法について解説します。
目次
外車の修理費はなぜ高い?
外車の修理費が高くなる原因として、部品代の高さが挙げられます。
国内メーカーが製作する国産車と違って、外車の場合は、海外で製造され日本に輸入して販売されるため、部品代はどうしても割高になります。
また外車は、国産車と比較して消耗品の交換が多いため、メンテナンス費用が高額になるようです。
外車が壊れやすい理由
外車は、温度や湿度の変動による影響をほとんど想定していません。
しかし、日本には四季があるため、高温多湿や雨に弱いゴムや電装部品は劣化しやすくなってしまいます。
とは言え、最近では外車の電装部品やオーディオに日本のメーカーの製品が使用されたり、外車のメーカーと日本車のメーカーが業務提携をしたりすることが多くなってきました。
その結果、外車の環境に対する適応性は改善されてきているようです。
国産車の場合は、メンテナンスしなくても故障することはほとんどありません。
一方、外車の場合には、定期的なメンテナンスや消耗品の交換を怠ると、たちまち不具合や故障が発生してしまいます。
逆に言えば、定期的な消耗品の交換やメンテナンスを行えば、国産車同様に故障のない車にすることが可能です。
外車と国産車の走行環境の違い
国産車は5年で乗り換えることが多く、5年間という期間で大きな故障が発生することはほとんどありません。
10年間乗り続けた場合でも、デザイン面での古さは避けられませんが、故障で乗れなくなることはほとんどありません。
ヨーロッパでは、自動車は建物などと同様に、長く使用するものとして作られています。
そのため、しっかりメンテナンスを行いながら10年や20年以上乗り続ける人も多いようです。
モデルチェンジのサイクルも外車は国産車よりも長いので、10年以上乗り続けても、国産車のようにデザイン面の古さを感じることがありません。
また、日本ではストップ&ゴーが多いのですが、外国では、長距離・高速移動での使用が多くなっています。
外車が日本で短距離・低速走行を行うのは、もともと想定していた走行環境と異なるため、故障の発生率が高まります。
修理費が高くなる外車の特徴
修理費が高くなる外車にはどのようなものがあるのでしょうか。
1.中古車や年式の古い車
部品の流通量が少なくなるので、修理費も高くなる傾向があります。
海外から取り寄せる必要があるため、部品はどうしても高価格になりますし、取り寄せに時間もかかってしまいます。
2.おおむね2000年以前の外車
日本の環境に対応してないので、故障が多く、その分修理費も高くなりがちです。
エアコンやパワーウインドウといった電装系の部分やゴム部品は、日本の環境に合わない材質の部品を使用しているため特に不具合や故障が発生しやすくなっています。
また、おおむね2000年以前の外車は約20年以上前の車であるので、消耗品の消耗が早く、早め早めの部品交換が必要になるため、メンテナンスや修理費がかかってしまうようです。
3.希少車
部品の流通が少なくなっているため、修理費が高額になります。
生産終了で入手できない部品は、高額な新品を購入するか、中古部品をオーバーホールして再生しなければなりません。
4.中古で購入した高級外車
高級車になればなるほど部品代は高くなります。
車本体は安価でも、交換しなければならない部品は高級車の価格です。
外車の修理費をおさえるコツ
外車の修理費を少しでも安くするためにはどうすればよいのでしょうか。
1.民間整備工場でメンテナンスや修理を行う
ディーラーでメンテナンスや修理を行うのは安心ですが、メンテナンスの際、純正パーツを使用するため、修理費が高額になります。
民間整備工場なら、ディーラーよりも費用は安く済みます。
ただし、自分の車種に詳しい整備工場を選ぶ必要がある点に注意が必要です。
2.インターネットオークションや解体業者から部品を見つける
メルセデスベンツやBMW、フォルクスワーゲンといった人気の外車は、廃車も多く、バラ売りされている部品の流通量も多いようです。
外車に長く乗り続けるには?
壊れやすいと言われる外車を長く乗り続けるためには車検のみならず、1年または半年に1度の定期点検を行うことが大切です。
不具合箇所を早い段階で見つけ出し、故障になる前の部品交換を行いましょう。
特に、電気系やエンジンマウント、ウォーターポンプ、ダンパー、サスペンションのブッシュなど足回り部分の故障が多いので注意が必要です。
また、定期的なオイル交換も重要になります。
異変を少しでも感じたら、すぐにディーラーや専門店で点検してもらいましょう。
まとめ
外車の修理費用は、古ければ古いほど、生産台数が少ない車ほど、高級車になればなるほど、部品代や修理費用は高くなります。
外車の修理費用は、輸入をともなうため、どうしても国産車より高くなってしまうようです。
対策として、インターネットネット通販やオークションを利用して中古部品を購入する方法があります。
また、民間の整備工場に依頼することでも修理代を抑えることが可能です。
いずれにしても、外車に長く乗り続けたい場合は、定期的なメンテナンスを怠らないことが大切でしょう。
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